コンセプトは明確に!物件力を上げるリノベーションのポイントとは?
古いワンルームや1Kでも、工夫次第では入居者の心を掴む部屋に様変わりします。
部屋ごとに明確なコンセプトを設けて、他にない個性を演出して差別化していきましょう。
入居者に人気のデザイン キーワードは「ナチュラル」
最近はワンルームや1Kが供給過剰で、築年数が経るにつれて空室化や家賃の低下を招きがちです。ただ、費用対効果を考えればリフォームにむやみにコストをかけれません。そんな場合の特効薬がデザインの一新です。上手く行けば、3点ユニットバスのままで人気物件に再生することも可能です。
近年、多くの入居希望者に好まれるデザインのキーワードは「ナチュラル」です。そこで大切にしたいのが素材感。クロスではなく珪藻土の壁にする、床を無垢材で張り替えるなど、自然素材を生かした内装に変えてはいかがでしょう。無垢材の床は、年月を経て深みが増すのも魅力です。傷までも味わいになり、退去の度に張り替えるコストを軽減できます。また、無垢材で壁に棚をつければ収納不足が解決でき、飾り棚になってインテリア性が高まるのでおすすめです。
無垢床にさわやかな色合いのアクセントクロスを加えることでより明るい雰囲気に
デザインコンセプトを部屋ごとに設定して差別化
ワンルームマンションはどの部屋も間取りや仕様が同じで、差別化が図りにくいのがネックです。空室が多い場合は、部屋ごとにコンセプトを設定して、個性的に再生してみることをお勧めします。
例えば、壁の特徴をコンセプトに打ち出した部屋では、壁一面に有孔ボードを付け、入居者が好きな場所に棚を設置できるようにしました。入居者が好きな物を自由に飾って楽しめるのが魅力です。
その他にも、既存の天井を取り外し、打ちっ放しのコンクリートを見せた部屋もあります。特注のデザイン照明を設置し、インテリア性を強く打ち出しています。
以上で挙げた例以外にも、様々なコンセプトを持った部屋が再生を果たしています。空室にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
壁や天井を一部だけでも打ちっぱなしにすることで部屋の印象が引き締まる